つくりたいものをつくってはいるけれど、そこに対価を支払ってくれる人たちのことを忘れたことはない。
誰だって、最初から完璧なものを作れるわけじゃない。だからといって完璧なものができるまでやっていたら、一生かかってしまう。
完璧に到達するまでの途中にも関わらず、対価を払ってくれるから、お客”様”というのだと、これは僕なりの考え。
もちろん、完璧ではない代わりに、ある程度の完成度を満たしたものしか売らないけど、それにしてもありがたい存在だし、お客様なしでは、材料も買えなければ、生きていくことすらできない。
いわばお客様は水を与えてくれる存在で、僕は種みたいなものだ。
だからこそ、新しい手法やアイデアを考え続け、枝を伸ばし、根を張り、完璧な木に育てなければならない。
ブランドってそういうものだと、これも、僕の考え。