心に残る絵

いつも行くスーパーに、近隣の幼稚園児が描いた絵が飾ってあるスペースがある。

買い物を終えて、袋に詰めるところにちょうどよくそれがあって、ふと見てしまう。

その中に、ひとつだけ気になる絵があって、二度三度と見るうちに、自分にとってある種の癒しになっていた。

それが突然消えていた。

店員さんに聞いたら、掲示期間が終わったらしい。

少しショックだった。

青空に入道雲がふたつ、力強く湧き上がってる絵。

他の子は、家族や自分自身を描いているから、余計に目立っていた。

ふたつの入道雲に、底知れぬ存在を感じた。

譲ってもらえばよかったと後悔してる。

ARTも人も一期一会…と言われたことを思い出した。