日光へ

それは、あと数日で2022年も終わるという師走の頃に、突然、連絡があった。

各地でイベントを開催するから、そこで配布するステッカーに使うアートデザインを描いてほしい…というような依頼だったと思う。

ま、そのくらいなら…と思って引き受けたのが始まりだった。

そこから年明けとともに、紆余曲折あって、すべてのイベントのキービジュアル、さらには、夏の一大イベントのビジュアルまで描かせていただくことになった。

まじで全く予想していない展開に面食らいながらも、メーカーの製品を片っ端から目を通し、ブランドヒストリー、日本でのこれまでの経緯を調べ上げ、試乗会で実際に乗ってみたりして、ビジュアルの方向性がおぼろげに見えてきたと同時に描きあげた。

僕は、なにもないところから、インスピレーション的に描くことのできるタイプのアーティストではないから、どうしても時間はかかってしまう。

こういった外注案件の場合は、描いた後も、著作権等々の契約書の取り交わしなど全てクリアしてからようやくお披露目となる。(ここは全くおもしろくない作業だけど非常に重要)

これを、実質、1ヶ月弱でクロージングするという超特急案件だったにも関わらず、スムーズに進行させていただけたのは、代理店や、メーカーの広報担当者様のおかげでもある。

この案件に関わる全ての担当者さんそれぞれに熱があった。

みな、何かを仕掛けてやろう、新しいことをやってやろうという気概がビシバシ伝わってきた。

こういう案件は面白い。
描いたら終わりにならない。
回を重ねるごとに進化していく。

週末、2回目となるミーティングイベントが日光で開催されたので、見にいってきました。

感無量でした。
ありがとうございます。

駆けつけてくれた白黒ファンの皆様にも感謝🦊🤘