無謀なイベント

一時閉店の話を聞き、久しぶりに行ってきました。

最初にコラボイベントを開催したのは、6年前だったかな。

当時、バイク乗りの間で人気がぐんぐん上がっていたこの食堂には、ツーリングライダーや峠小僧(死語!)、ハーレー乗りから、旧車會、バイク女子に、オシャレライダー…ジャンルやスタイル問わずたくさんのバイク乗りが集まっていました。

まったくそんな気はなかったのだけど、たまたま遊びに行ったときに、店主と挨拶したのがきっかけだったと思う。

それから毎年開催して、多い時には400人以上も集まるイベントになったけれど、そこでやめてしまった。

理由のひとつは、これ以上の人数を収容する駐車スペースも、そして店舗体制も用意できなかったから。近隣の住民の方にお願いして臨時の駐車スペースも確保したけれど、すぐに満杯になってしまったし、イベント中盤でフードが売り切れてしまうということもあったり…笑

もうひとつの理由は、これ以上の開催は運営的に難しかったから。実質、手弁当でやっていたこのイベントは、この規模になってくると人員的にも準備的にも無理が生じていました。

基本的に食堂のスタッフさんは調理と配膳に手一杯だし、とてもイベントに手が回る状況ではなく、外ではバイクタレントやバイク雑誌を絡めてのライブプリントや早食い大会、じゃんけん大会を回しつつ、その間の駐車場の誘導整理も必要でした。もちろん仲間内でサポートを募り、お願いしていましたが、万が一事故があった場合は責任はすべてこちら側…。

最初の頃は奥秩父周辺を楽しむミニツーリングも同時開催し、イベント後にはキャンプミーティングも催していましたね。

今考えると恐ろしいほどの無謀とバイタリティ…当時、無茶無謀は僕にとっては褒め言葉だったけどね。

でも、ここで得たものは大きかった。

今や”白黒”の定番となっているライブプリントはここでの経験が元になってるし、ほぼ、僕一人で企画したこの経験のおかげで、今やっているライブプリントや小規模イベントなどは全く苦にならない。

いや、今は、人が来ない時はとても苦しいな…笑

でも、一番の糧は、この時関わってくれたサポーターの方々、そして食堂の方との絆。

そんなことを思いながらあの山奥まで走りました。

この道を走る時はいつも急かされて走っていたけど、今回、初めてゆっくり走れた気がする(精神的に)。

新店舗オープンの際はまたなにかやりましょうと誘っていただいて嬉しかったです。

でも、次は、静かに、地味にやりましょう。

ひとまず、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

バイク弁当の大滝食堂さん。

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