モーターサイクル=ファッション

「Fasion=服」ではない。

語源は「façon」。

“やり方、方法”という意味を持つ。

だからファッションというのは、自分のやり方はこうだと示すもの、更には自分の生き方の表現だと思ってます。

故に、ファッションに制約はないし、タブーもあってはいけない。

批評はしても、それを阻止する権利など誰にもない。

ファッションの対義語を教えよう。

それは「Trend(流行)」なのだ。

あえてそっちの道を

そっちはダメだ、行ってはいけないと思えるような道を見つけると、居ても立っても居られなくなる。

ダメで当然、ならば、行けるとこまで行ってやろうと考えて、入りこんでしまう。

ところが、そういう道に限って、なかなか諦めさせてくれない。

気がつくと、もう取り返しのつかない所まで来てしまっていて、ようやく不安に駆られる始末。

そういう道はいつまでも記憶に残る。
また行きたいと思うけれど、一体どこから入ったのかさっぱり思い出せない。

竜飛崎に向かう途中のあの脇道。
素晴らしかった。

自分の速度で

他人の時計をのぞくな。

これは、市村正親さんが、演出家の浅利慶太氏に言われた言葉らしい。

要は、人は人、自分は自分なのだから、焦らず、努力し続けなさいということ。

とはいえ、のぞいてしまうと気になってしまうのが人間。

他人の事情がすぐに覗けてしまう、今の時代だからこそ、沁みる言葉。

自分の道を、自分の速度で走っていけばいい。

手芸クラブに入りたかった

僕の学校では、小学5年生になると、生徒は何かしらのクラブに入らなくてはいけなかった。

サッカークラブ、野球クラブ、カードクラブ、工作クラブ…選択肢は色々あった。

ホームルームで、それぞれのクラブ名を先生が読み上げ、自分の入りたいクラブに、手を挙げて入るのだけど、手芸クラブで手を挙げたら、すごい笑われたのを覚えている。

クラスの皆にも、先生にも、家に帰ってそのことを話した親にも。

時代だろうと思うけど、僕はとても恥ずかしくなって、間違って手を挙げてしまったフリをして、カードクラブに変えてしまった。

でも、今だに、あの時、手芸クラブに入っておけばよかったと後悔している。

カードクラブとかつまらなかった。全然。

タイムマシンがあったら、その時の僕に、他人や親の言うことなんか気にしないで、自分の好きなことをとことんやれと説得するだろう。

さて、受注生産スウェットシャツ、今夜予約を締切らせていただきます。

なぜか(やっぱり?)女性からのオーダーが多いコレクションです。

締切後にボディをメーカーに発注しまして、アトリエ到着後に一着ずつ、プリントやペインティングをしますので、発送は3月10日頃になる予定です。

好きだと思ったら着てください

イメージと現実

うなって当然、そうなったとしても何も文句はいえない状況がここ2、3年で激化してる。

地元民として、敢えてはっきりいうと、あのあたりの治安は悪い。景観がキレイだから一見そうは見えないけれど、白バイや覆面があれだけ行ったり来たりしてるのはそういうことだろう。

大前提として、僕らの存在は、そうでない人々にとっては、煩わしいもの、もしくは、可でも不可でもない瑣末な存在だと思っている。

特にこの国では。

そう思うようになったのはここ10年くらいだし、それまでの僕自身の愚行も多々あったから、それを棚に上げて、杓子定規な正義を振りかざすつもりはないけど、ただ、自分達が世間様から見たら、そういう存在だと認識するだけで行動や対応が少し変わるのではと思う。

グレーがブラックになっていく。

OUR STYLE 出展

モーターサイクルをテーマにした合同展「OUR STYLE」に出展させていただきました。

今回は、Tシャツの他に、リメイク品や雑貨などを発表しました。

やっぱり手にとって見ることのできるイベントはいいですね。

ひとつひとつの触感や、風合い、サイズ感、何より、きちんと作品の説明ができるところがよいですね。

持ち込み服へのプリンティングも好評でした。

主催の @23_filmz さんの写真作品が会場内をモーターサイクル色に彩り、 超若手(22歳ですって!)@kutu_ichijiku さんのフルオーダーのブーツやグローブなども必見の「OUR STYLE」、白黒の出展は初日だけでしたが、イベントは月曜日まで開催してます、

@cafe_ichijiku さんのカレースープやコーヒーなどの軽食(というにはしっかり食べられる^ ^)もありますので、ランチがてら行ってみるのもありです。

尚、今回出品したコレクションの一部はwebでも販売予定です。

ご来場いただいたファンの皆様、また、業界クリエイター、モデルの方々、ありがとうございました。

放置するといい

モーターサイクルのそれと同じように、デザインも、いきなり取りかからずに、しばらくほったらかしにする。

放置してる間は、いつも見えるところ、手に取れるところにおいておく。

朝、起きがけのぼんやりした頭で見たり、夜の照明に照らされたり、お酒を飲みながらだったり、仕事の合間だったり、様々なシチュエーションで見ることになる。

そのうちになんとなく最善のカタチがみえてくる。

カタチが見えたら、ひたすら作業。

焦って、それが見えないうちに始めると、失敗することが多い。

完成したものや、実製作の過程を評価されることは多いけれど、この放置期間のイメージングやアイデアが、クリエイティブにはとても大切なのです。

ただ、カタチが見えてくるのが、スケジュールギリギリになることが多いのは何故でしょう。