
その小説を初めて読んだのはバイク事故で入院していた時だった。
夏目前の梅雨時にタクシーに当てられて大腿骨を折り、少なくとも 3 ヶ月は入院、リハビリも含めたら、その年はもう終わったなと思っていた。
そんな時に出会ったその小説はある種の救いになったし、なにより、再びバイクに乗りたいと思える原動力にもなった。
病は気からなのなんなのか退院が少し早まって、翌年、僕は再びバイクを手に入れることになった。
“彼のオートバイ、彼女の島” の続きを読む「白いTシャツと黒いバイク。」公式ブログ
その小説を初めて読んだのはバイク事故で入院していた時だった。
夏目前の梅雨時にタクシーに当てられて大腿骨を折り、少なくとも 3 ヶ月は入院、リハビリも含めたら、その年はもう終わったなと思っていた。
そんな時に出会ったその小説はある種の救いになったし、なにより、再びバイクに乗りたいと思える原動力にもなった。
病は気からなのなんなのか退院が少し早まって、翌年、僕は再びバイクを手に入れることになった。
“彼のオートバイ、彼女の島” の続きを読む今年、全6回に渡って、ときひろみさんと手がけているコラボシリーズのタイトルだけど、これは、もともとは、うちで主催していたフォトコンテストの名前だった。
RIDE(バイクで疾って)、CUT(風景を切り抜く)するから、RIDECUT。
毎月、たくさんの投稿をいただき、選ぶのも大変だったけれど(笑)、日本各地、たまに海外からも投稿があって楽しかった。
100人100色のモーターサイクルライフが楽しかった。
投稿された写真を、365枚選んで日めくりカレンダーにしたりもした。
今も各々、RIDECUTし続けていると思うけど、時代が時代、かのウィルスが蔓延して、場合によっては休日に外出しただけで後ろ指さされちゃったりする時代。
怖いのはウィルスだけじゃなくて、世間体ということも分かってしまった。
そんなこんなで、ここ2年、東京モーターサイクルショーはじめ、たくさんのイベントが中止になってしまった。
ある種の息苦しさと孤独感…。
この感覚はお客さんだけじゃなく、タレントやモデルさん、業界全体も同様で、むしろそちらの人達の方が深刻だ。
それを少しでも解消できればと思って企画した新たなRIDECUT。
イベントの代わりに毎月インスタライブで配信、限定数ではあるけれど、同じデザインのTシャツをそれぞれのカスタマイズで着て、共有すること。
リアルイベントに比べたら、充足感は全然足りないとは思うけど、それでも、毎月楽しみにしてくれている人たちがいる。
この”禍”がいつまで続くのか分からないけれど、いつかまた本当のRIDECUTが堂々とできるようになることを、心から祈りつつ、描いて刷って配信する。
その時は、みなさん、それぞれのRIDECUTを纏って集まりましょう。
今はそのための下ごしらえ。
…と思うと楽しくなってくる。
「Kiichiさんの中にしか正解がないから、手が出せないんですよねぇ…」
撮影の最中にポツリと言われてまたハッとした。
ここ最近、自分の役割について考えることが多くなった気がする。
なんのためのモーターサイクルアートなのか、なぜモーターサイクルアートでなければならないのか。
きっとこの自問自答(僕は呪いと思っている)は、アーティストに限らず、全ての人に様々な形で降りてくる。
その答えは自分の中にしかないし、言葉として発することができない限り誰も知り得ない。
とりあえず言葉にしよう。
「僕は、アートを通してモーターサイクルカルチャーを次世代に繋げる。」
それが今、僕が思う、僕の役割だ。
作業的には、アトリエと同じことをやってるはずなのに、ライブだと色々なアイデアやインスピレーションが湧き出てくるのはなぜだろう。
お客様との会話や、人前での緊張感、ある種の飢餓状態(ライブ中はお腹も空かないし、喉も乾かない)から生まれるのだと思う。
ほんと、毎日ライブでもいいな。
いや、毎日だとちょっとキツいかな。
またひとつ、成長させていただきました。
ありがとうございます。
…というと大げさだけど、どうやら、人にはそれぞれやるべきことがあるようです。
そんなものは、よっぽどの暇人か、金銭的にも時間的にも余裕がある人の自己満足と思っていたのだけど、そうではないらしい。
寧ろその逆で、それらを差し置いても成し遂げなければならないもの、或いは、成し遂げずにはいられないものらしいです。
はい、もうひとりの自分と対話しています。
自己満足でもなければ、自己承認欲でもなく、それでも成し遂げたい、繋ぎたいものがあります。
またしても、誰もやってないことだから、先駆者はいません。
まあ、そういうのは、もう慣れっこだけど、次こそはひとりでやるにはなかなか大変かも…と思います。
関わる人全てが幸せになれますように。
最近、めっきりバイクに乗らなくなりました。
いや、乗らない人から見たらよっぽど乗っている方だとは思うけど、”以前”と比べたらほんとに乗ってない。
以前は、季節関係なく、朝起きたらすぐ乗りたくなってたし、雨だろうと雪だろうと深夜だろうと、得意げに走り回ってたというのに、最近の、このモチベーションの低さは一体どうしたものか。
でも、全てのモチベーションが低いわけじゃなく、いったん走り出せば、以前と変わらず楽しいのだけど、乗るまでが随分と、かなり、億劫になってしまってる。
そんなわけで、ここ数日は無理矢理にでもバイクに乗ることにしてます。
今日も夕日が綺麗でした。
やはりモーターサイクルは最高だな。
いやまてよ、そういえばキャンプも億劫になってる気が…
新作フーディ、今日から少しずつアップしていきます。
仕入れられたボディが僅かでしたので、全部で10着にも満たない数量です。
なので、それぞれが、被らない配色で製作した一点物です。
ボディカラーはブラックと杢カラーの2種類、サイズはS,M,Lです。
XLサイズもあったのですが、残念ながら手に入れることができませんでした…大きい方はごめんなさい。
今回は刺繍+フロッキープリントという、新たな素材を使っています。
フロッキーは昔からある素材ではあるのですが、取り扱いがちょっと難しいのと、Tシャツに使うとそこだけ着心地が悪くなるので敬遠していたのですが、今回の厚手のフーディとの相性はバッチリでした。
コレクション名は「deceptive」…つまり「騙し」という意味です。笑
こういったパロディは、海外ではパロディ・パスティッシュ・カリカチュアやフェアユースという例外規定があって、原作に、市場で損害を及ぼさないような公正な利用は許されるため、そういった作品が(悪意のあるものはもちろん×ですが)多々あります。
というわけで、このフーディの楽しい使い方としては、友達にまず正面の刺繍を見せて、もし、相手が違和感に気づいたら、背中を見せて種明かし…みたいなパターンで騙せたら面白いなと思って作りました。
寒がりさんには嬉しい裏起毛のあったか仕様です。一度着たら、家でも外でもこれしか着れなくなりますよ。
バイク乗りにはまだまだ寒い日が続きますが、あったか&楽しい&カッコいい一着で、乗り切りましょう。