僕の役割

「Kiichiさんの中にしか正解がないから、手が出せないんですよねぇ…」

撮影の最中にポツリと言われてまたハッとした。

ここ最近、自分の役割について考えることが多くなった気がする。

なんのためのモーターサイクルアートなのか、なぜモーターサイクルアートでなければならないのか。

きっとこの自問自答(僕は呪いと思っている)は、アーティストに限らず、全ての人に様々な形で降りてくる。

その答えは自分の中にしかないし、言葉として発することができない限り誰も知り得ない。

とりあえず言葉にしよう。

「僕は、アートを通してモーターサイクルカルチャーを次世代に繋げる。」

それが今、僕が思う、僕の役割だ。

なぜだろう

作業的には、アトリエと同じことをやってるはずなのに、ライブだと色々なアイデアやインスピレーションが湧き出てくるのはなぜだろう。

お客様との会話や、人前での緊張感、ある種の飢餓状態(ライブ中はお腹も空かないし、喉も乾かない)から生まれるのだと思う。

ほんと、毎日ライブでもいいな。
いや、毎日だとちょっとキツいかな。

またひとつ、成長させていただきました。

ありがとうございます。

使命

…というと大げさだけど、どうやら、人にはそれぞれやるべきことがあるようです。

そんなものは、よっぽどの暇人か、金銭的にも時間的にも余裕がある人の自己満足と思っていたのだけど、そうではないらしい。

寧ろその逆で、それらを差し置いても成し遂げなければならないもの、或いは、成し遂げずにはいられないものらしいです。

はい、もうひとりの自分と対話しています。

自己満足でもなければ、自己承認欲でもなく、それでも成し遂げたい、繋ぎたいものがあります。

またしても、誰もやってないことだから、先駆者はいません。

まあ、そういうのは、もう慣れっこだけど、次こそはひとりでやるにはなかなか大変かも…と思います。

関わる人全てが幸せになれますように。

バイクに乗らなくなった

最近、めっきりバイクに乗らなくなりました。

いや、乗らない人から見たらよっぽど乗っている方だとは思うけど、”以前”と比べたらほんとに乗ってない。

以前は、季節関係なく、朝起きたらすぐ乗りたくなってたし、雨だろうと雪だろうと深夜だろうと、得意げに走り回ってたというのに、最近の、このモチベーションの低さは一体どうしたものか。

でも、全てのモチベーションが低いわけじゃなく、いったん走り出せば、以前と変わらず楽しいのだけど、乗るまでが随分と、かなり、億劫になってしまってる。

そんなわけで、ここ数日は無理矢理にでもバイクに乗ることにしてます。

今日も夕日が綺麗でした。
やはりモーターサイクルは最高だな。

いやまてよ、そういえばキャンプも億劫になってる気が…

騙し絵フーディ

新作フーディ、今日から少しずつアップしていきます。

仕入れられたボディが僅かでしたので、全部で10着にも満たない数量です。

なので、それぞれが、被らない配色で製作した一点物です。

ボディカラーはブラックと杢カラーの2種類、サイズはS,M,Lです。

XLサイズもあったのですが、残念ながら手に入れることができませんでした…大きい方はごめんなさい。

今回は刺繍+フロッキープリントという、新たな素材を使っています。

フロッキーは昔からある素材ではあるのですが、取り扱いがちょっと難しいのと、Tシャツに使うとそこだけ着心地が悪くなるので敬遠していたのですが、今回の厚手のフーディとの相性はバッチリでした。

コレクション名は「deceptive」…つまり「騙し」という意味です。笑

こういったパロディは、海外ではパロディ・パスティッシュ・カリカチュアやフェアユースという例外規定があって、原作に、市場で損害を及ぼさないような公正な利用は許されるため、そういった作品が(悪意のあるものはもちろん×ですが)多々あります。

というわけで、このフーディの楽しい使い方としては、友達にまず正面の刺繍を見せて、もし、相手が違和感に気づいたら、背中を見せて種明かし…みたいなパターンで騙せたら面白いなと思って作りました。

寒がりさんには嬉しい裏起毛のあったか仕様です。一度着たら、家でも外でもこれしか着れなくなりますよ。

バイク乗りにはまだまだ寒い日が続きますが、あったか&楽しい&カッコいい一着で、乗り切りましょう。

白いTシャツと黒いバイク。

ときひろみ × 白いTシャツと黒いバイク。

先日のライブ配信(白黒TV)にて告知しました通り、バイカーモデルのときひろみさんとのコラボプロジェクトを始動します。

これは、2021年、月一のインスタライブによる、ときさんとのコラボ配信も織りまぜながら、偶数月にコラボART全6点をリリース、みなさまと愉しめる場所を作っていく企画です。

私たちは、さまざまなリアル活動に制限がかかる今だからこそ、心のつながりや時間の共有を大切にしたいと考えています。

第一弾はMT07をモチーフにしたコラボアート。
まずは白黒Tシャツをキャンバスに製作いたします。

ご期待ください。

目が悪かった

小さい頃から目が悪かったので、模様だと思っていたものが、ただの染みだったり、犬だと思ったら熊だったり、美人だと思っていたらそうでなかったり…

ともかく、人や物を薄ぼんやりとした輪郭で捉え、見えない部分については想像でカバーするというのが癖になっていて、近づいた時に、その想像と全く違っていたなんてことが多々ありました。

看板やブランドのロゴなんかも、そうやって見ていた気がします。

このロゴも、小さい頃は、槍を持った原始人が2人歩いてるような気がしてたのですが、全然違っていてびっくりした経験があります。

今回は、そんなことを思い出しながら、遊び半分で描いたデザインになります。

最初は刺繍まではやらないつもりだったのですが、いつもの刺繍屋さんに相談してみたら、話が盛り上がってしまって、なかなか本格的な仕様になってしまいました。