センスって

センスはどうやったら身につくの?と聞かれる事が多いのだけど、僕にも分からないし、そもそも自分自身にセンスがあるとも思ってない。

好きなことを好きなようにやってるだけだし。

ただ、かっこいいな、美しいなと感じた時に、なんでそう感じたのか、何をどうするとそうなるのかを考える癖は昔からあったと思う。

美しいものは真似したいもの。

美しいと思う感覚こそがセンスとか言われるとどうしようもないけど、その感覚が全くない人なんているんだろうか。

みな、何かしらの美的感覚があるはずで、それをうまく自己表現できた時に”センスがある”となるのかなあ。

いや、たまに、とんでもない表現になってしまってる人もいて、度を超えると、奇抜な、とか、個性的とか言われるようになる。

というわけで、広辞苑を引いてみる。

センスとは物事の微妙な違いや味わいを感じとる力。物事を分別する力。良識。正常な感覚。

つまり、一般の人々に受け入れられやすい形で、自己表現ができる人のことをセンスがあるということかな?

うーん。

そんなセンス欲しいですか?

縁(へり)フェチ

モーターサイクルに限らず、テーブルでも食器でも建物でも、全てにおいて、縁が素晴らしいものは大体美しい。

GPz900Rのフロントカウルの先端とか、XJS-V12のリアウィンドウの両脇のところとか、DTの空冷エンジンのフィンとか、このヘルメットの縁取りのところとか…そういう思わず触れたくなるような縁を携えているモノを美しいと、僕は感じる。

そして、それは自分が作り出す、アートやデザインでも同様で、必然そういうところに執拗にこだわってしまう。

Tシャツだってそう。

あの襟ぐりの挟み込みバインダー、触りたくなるでしょう?笑

シャツを畳む時も、中紙を挟み込み、角をきっちり立たせて送っておりますよ。

飽きっぽい性格

僕は飽きっぽい。

何をやっても、とにかく長続きしない。

趣味にしても、仕事にしても、人間関係においても、ある日突然興味が失せてしまう。

ヤバいほどに熱中して、集中して、周りに期待され始めたあたりで、家のブレーカーが落ちるみたいに突然OFFになる。

生きるのにも飽きたことがある、所謂、社会不適合者だ。

…と、以前に告白したことがあるけれど、実は、長続きさせるコツというか、飽きてもまた輝かせる方法を見つけている。

でなければ、”白黒”が10年以上も続いていない。

最近は、この飽きっぽい性格がいい方向に作用することにも気づいた。

同じ事を、同じ方向で、ずっと続けていくことは、それはそれで尊いけれど、その前にファンが飽きてしまってるということもある。

でも僕は、ファンが飽きるより、もっとずっと前に飽きちゃっているから(笑)、次の策が準備できている。

たぶん、僕は、この仕事に向いていると思う。

アタマガオカシイ?

例えば、モーターサイクルが絶対に安全な乗り物だったら乗るだろうか。

例えば、何が起こるか予め分かっている旅に出るだろうか。

例えば、絶対に成功することが確約された人生を、僕は生きようとするだろうか。

危険が楽しくさせる。
どうしたってそこに行き着く。

そう考えた人は別にアタマガオカシイわけではない。

刺激欲求は遺伝的にも、脳科学的にも証明されている。

人類の半分以上がそう感じるようにできている。

経験を重ね、危険の迎え方が変わっただけで、根本は何も変わってない。

自分には気をつけないのに、人には気をつけてという。

僕の周りのバイク乗りは、そういう孤独で優しい人たちだ。

君のスタイルで

やっぱり白Tでバイクというのが、僕の基本スタイルで原点。

ジリジリと照りつける太陽を肌で感じ、風圧でTシャツは背中から捲れ上がる。

エンジンからは熱気が立ち昇り、信号待ちで下を覗けば、アスファルトが蜃気楼のようにゆらめいている。

そういうのが僕の夏だ。

安全面があーだこーだの話はおいといて、別にそれを人に押しつけたいわけじゃないし、押しつけられたくもないよなあ…なんて話を友達と。

人にはその人なりのスタイルがあっていいし、さまざまあった方がこっちも面白い。

ヘルメットもミラーにかけちゃうけどほっといてくれ。それが一番自然で美しい絵面さ。

ワックスドキャンバスのドラムバッグ、おかげさまで残り3オーダーとなりました。

注文の際の嬉しいお言葉もありがとうございます。

ようやく真上から撮れましたよ。

Rain or Shine 2022 終了

白黒ライブプリンティングツアー「Rain or Shine 2022」、全日程無事終了しました!

ラストのMotorimoda福岡店では、R.O.S.史上最高オーダー数をいただき、閉店時間をかなりオーバーして終了したものの、製作間に合わず、後日製作もあったりと、うれしい悲鳴が聞こえた一日となりました。

なにより、白黒の常連様とリアルにお会いできたことが嬉しかったです。

現地サポーターとして丸一日店頭に立って下さった @yuu___n250 様、また、何から何まで準備、宣伝してくださったMotorimoda福岡店の店長、タケちゃん(そう呼んでくださいと仰るのでw)には、感謝しっぱなしです。

おかげさまで、最高のゴールを迎えることができました。

ありがとうございました。

旅の途中

九州入りしました!

もう何日目だっけな。

だんだんと日にち感覚が薄れてきて、使命感のみで走っているような気がする。

走って、ライブプリンティングして、宿に帰って、版や資材をメンテナンスして、地元のお店で食事をする。

基本的にこれの繰り返しなのだけど、少し酔ってホテルに帰った時なんかに、前日泊まったホテルの部屋番号をクロークに言ってしまったりすること度々(笑)

明日は最終地、福岡イベント。
ラストまで全開で駆け抜けますので、よろしくです。

P.S.
まだたまにアイドリングがグズつくことはあるけれど、バイクは元気です。