キレる

ひと昔前は”キレる若者”なんて言葉をよく聞いたけど、最近は”キレる中高年”が流行ってるみたいですね。

キレやすい人、キレにくい人、キレない人…

でも、精神衛生上、キレることはわりと大事なんじゃないかと思っています。

それを他者に向けてしまうのは考えものだけど、キレることで、精神や心という回路を守ってる。

15Aくらいがちょうどいいかなあ、僕は。笑

優しい白

和紙の美しさとは、その質感や色味もあるだろうけど、やはり一番は光越しにあると思う。

日本人に一番馴染みがある和紙といえば障子だろう。

朝の光が、真四角に囲われた木枠の中に張られた障子紙に切り取られ、いなされ、柔らかく差し込んでくる。

この世にあれほど優しい光、優しい白はないだろう。

…と、和紙フェチの話になりましたが、このカレンダーも、拘りの和紙を取り寄せ、一枚一枚、シルクスクリーンで仕上げています。

Tシャツと同じで、絵柄だけでなく、刷られる側の素材も重要な要素。

今月はデザイン段階のミスで、なんと5版(ほんとは4版の予定でした…)刷りとなってしまいましたので、お得です。

というわけで、2月です。

心に残る絵

いつも行くスーパーに、近隣の幼稚園児が描いた絵が飾ってあるスペースがある。

買い物を終えて、袋に詰めるところにちょうどよくそれがあって、ふと見てしまう。

その中に、ひとつだけ気になる絵があって、二度三度と見るうちに、自分にとってある種の癒しになっていた。

それが突然消えていた。

店員さんに聞いたら、掲示期間が終わったらしい。

少しショックだった。

青空に入道雲がふたつ、力強く湧き上がってる絵。

他の子は、家族や自分自身を描いているから、余計に目立っていた。

ふたつの入道雲に、底知れぬ存在を感じた。

譲ってもらえばよかったと後悔してる。

ARTも人も一期一会…と言われたことを思い出した。

「CAFE SUPER RACER」20周年記念コラボイベントのお知らせ

今年で21年目に突入されたカフェ・スーパーレーサーさんとの20周年記念コラボTシャツを製作することになりました。白黒でもこれまで、たくさんのイベントで使わせていただき、また僕のアート作品も常設で展示させていただいている大切な場所だけに、白黒ブランドとしても非常に嬉しいオファーです。この記念すべきTシャツ、店内ライブプリンティングにてリリースとなります。緊急事態宣言が解除され、コロナウィルス感染者数も落ち着いてきた東京での一発目のイベントとなります。引き続き、感染予防対策は万全でお越しください。

【開催日時】
2021年10月23日(土) 11:30~20:00
※ライブプリンティングの最終オーダーは19:30とさせていただきます。

【会場】
CAFE SUPER RACER
〒108-0022 東京都港区海岸3-12-9

【Tシャツオーダー】
¥8,800(税込)
シルクスクリーンプリントという版画手法のひとつを使い、お客様の目の前で製作します。Kiichiのスクイーズ捌きから生み出されるインクのかすれやにじみ、濃淡の具合など、それぞれに個性が生まれる一枚。決して大量生産品では実現できないハンドメイドコレクションです。サイズはXS~XLの5サイズからお選びいただけます。(白ボディ・半袖のみ)

【特典】
SUMISHOS COFFEE コラボ出店
「HATACHIブレンド」

CAFE SUPER RACERの20周年を二十歳(ハタチ)と捉え、安定の中にも遊び心ある味わいに仕上げた、今回限定のオリジナルブレンドになります。苦味、酸味、フルーティーさのバランスがとれたブレンドで、一杯一杯ハンドドリップでお淹れします。
¥500(税込)
※Tシャツをオーダーされた方には無料でサービスいたします。

渋谷閉幕!

少し遅くなりましたが、東京モーターサイクルアートショー、無事閉幕のお知らせです。

期間中、何度も足を運んでくださったお客様、はじめましての方、周りの方々に宣伝して下さった方…このイベントは、たくさんの人々のおかげで成功しました。

イベント終了とともに、台風が通り過ぎ、そして緊急事態宣言も解除され、とても清々しい気持ちです。

実は、今回のメンバーの殆どが、コロナ禍に音声SNSのclubhouseを通じて繋がった人たちばかりです。

きっと、コロナがなければ繋がらなかったメンバーです。

沢山のものを奪っていったコロナですが、私たちにとっては同じくらい与えてくれたコロナでもあります。

今回のイベントを通して、既に各方面から新たなお声がけもいただき、白黒としても新たな一歩を踏み出そうとしています。

今後も、様々な機会を通して、モーターサイクルアートの可能性や、モーターサイクル自体の白黒ならではの愉しみ方を提案していきたいと思います。

最後に、このような場を提供してくださいました、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)の清水様、また、イベント中、一緒に盛り上げてくださいましたSHIBUYA TSUTAYAスタッフの皆様、ならびに、担当の森下様には深く感謝しております。

本当にありがとうございました!

東京モーターサイクルアートショー

ようやくティザー発表できることになりましたので告知します。

今年、9月下旬頃にSHIBUYA TSUTAYAにて、ポップアップを開催させていただく運びとなりました。

今回、なんとSHIBUYA TSUTAYA様からのオファーで決定したこちらのポップアップ、まだ企画段階ではありますが、このイベントでは、日本ならではの伝統技法とモーターサイクルアートをミックスさせた、世界で誰も見たことがないような展示及びライブイベントにする予定です。

白黒としましてはこのチャンスに全力を注ぐべく、アーティスト、クリエイター、メーカー、雑誌社様にお声がけさせていただくとともに、これまでブランドを支えてくださった皆様に、これが白黒の、そして日本のモーターサイクルアートだと胸を張って言えるような、そんなポップアップにしたいと思っています。

モーターサイクルを持っているかどうかに関わらず、モーターサイクルアートに興味をもったすべての方にご来場いただき、そのかっこよさ、美しさに触れていただきたいと考えています。

また、開催までの期間も様々な企画を繋げていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

日本のモーターカルチャーをアートから繋げ、世界に発信していくことが、私達の使命と考えています。

※このイベントにご協力いただける企業様、出版社様、またPR等していただけるメディア様、ユーチューバー様、インスタグラマー様等を募集しています。詳細につきましてはDMいただければと思います。

彼のオートバイ、彼女の島

その小説を初めて読んだのはバイク事故で入院していた時だった。

夏目前の梅雨時にタクシーに当てられて大腿骨を折り、少なくとも 3 ヶ月は入院、リハビリも含めたら、その年はもう終わったなと思っていた。

そんな時に出会ったその小説はある種の救いになったし、なにより、再びバイクに乗りたいと思える原動力にもなった。

病は気からなのなんなのか退院が少し早まって、翌年、僕は再びバイクを手に入れることになった。

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