写真のこつ

はじめてカメラに興味を持ったのは、12歳くらいだった。

自分の見ている風景と、写真の風景があまりに違いすぎて、がっかりしたのを覚えている。

見ている風景に何かしらの感情が伴っているからだと思う。

その違和感をどうにかしたいと思って躍起になった。

それから30数年。

今はどうかといえば、少しマシにはなったけど、その違和感はなくなっていない。

ただ、その違和感を少なくする方法を自分なりにみつけたりもした。

それは、ファインダーを覗く前に、想像を膨らましておくこと。

絵を描く時に似ている。

いきなり筆を握ったりはしない。

絵を描くようにシャッターを切る感じ。

久しぶりに違和感のない写真が撮れまして(自己)満足です。

オリジナルの技法

通常、Tシャツはラバーインクと呼ばれる不透明なインクでプリントします。ラバーインクは発色が良く、デザインの再現性は高いのですが、生地の上に厚くインクの層が乗っている形になるため、印刷面が硬くなり、折角の久米繊維製ボディの機能を失ってしまいます。

そのため、白黒では生地に染み込むタイプのインクを使用していますが、このインクは白い生地へのプリントであればインクの色が出ますが、色の付いた生地にプリントした場合は、発色はベースとなる生地の色の影響を受けます。特に、黒ボディにカラープリントする際は、ほとんど発色しません。

そこで、デザイン部分を抜染剤にて生地の色を抜いてから、染み込むインクを刷り込むといった技法を編み出しました。この技法は、私のオリジナルですが、経験と技術が必要であるのと、量産品ではその工数から不可能と思われます。このコレクションはそんな技法を駆使した作品となります。

【一点物】karma -業力不滅-
翠は羽を以て自ら残う (L)

DGR2023

週末はThe Distinguished Gentleman’s Ride、通称DGRへ。

この日のために?毎日コツコツとカスタムしたバイクで颯爽と。

都内をパレードラン(というかフリーランw)したのですが、僕らの前を走っていためっさお洒落なカフェレーサーさん(20代)が言っていたことが、ずっと心に残っている。

「バイクに乗りたいなと思っていたけど、世間のバイカーのイメージに違和感があった。でもDGRの人たちを見て、こんなかっこいいジャンルがあるんだ!って、バイクに乗ったんです。」

モーターサイクルはファッション。
ファッションとは自己表現。

僕の中で、なにかがピッタリと噛み合った言葉でした。

ありがとうございました。

わがまま

白黒は…

つくりたいものはたくさんあるけど、同じものをたくさんはつくりたくない

という作り手のわがままと

ほしいものはたくさんあるけど、ほかの人とは被りたくない

というお客さまのわがままで、できています

わがままってよいです

ほんと。

グローブホルダーできました

モーターサイクルシーンに映えるような、頑丈で小さく、シンプルなグローブホルダーがずっと欲しかったのですが、近いものはあってもなかなか見合うものがなかったので自分で作ることにしました。(笑)

一番こだわったのは質感と大きさです。樹脂製のものは確かに強力に挟めるのですが、レザージャケットなどとの相性は悪く、なにより安っぽい。ちょっとコンビニに入る時や、パーキングなどで休憩するときに挟んでおくだけだけだから、そこまで強力なものは必要がない。さっと脱着できるものとしてこのハサミ…

長いので割愛します

白黒ブランド初のアクセサリーコレクションとなります!
詳しくはwebで。

切れない

首元のネームタグはメーカーの自己満足でしかな〜い!

…なんて、声高に叫んでいたあの頃。

チクチクと頸を触る感じが苦手で、なぜこんなところにタグを縫い付ける必要があるのかと。

Tシャツやスウェットシャツを買ってまずやることは、タグカットというくらい習慣化している僕ですが、なんとこの度、いよいよ、切るに切れないTシャツができてしまいました。

国産クラシックカーの草分け的雑誌のロゴと自分のサインが配置され、さらには、日産の公式ライセンスマークが刻印されたこのタグはさすがに切れません…。

【NISSAN | ノスタルジックヒーロー×ワタナベキイチ 限定コラボレーションTシャツ】

2023年2月18-19日の2日間に渡って、パシフィコ横浜で開催される#nostalgic2days の公式Tシャツが @motorimoda にて先行販売開始。

厳選された日産クラシックカー3台をモチーフにしたポップなMotor ARTを、モトーリモーダさんのwebページより、ぜひご覧になってください。

最終オーダー開始のお知らせ

SIROKURO PATCH JACKET、第3期オーダーを受け付けます。

今回で最終とさせていただきます。

そして、たくさんのオーダーをいただき本当にありがとうございます。

このジャケットに込めた想いを少しだけ…

ブランド設立より10年、そして、ようやく11年目を迎えることができました。

モーターサイクルに付随する様々なモノとコト、哲学は、バイクに乗っている人はもちろん、バイクに乗ったことのない人々にも、カッコいいと感じてもらえるし、それらをアートとして落としこんだTシャツ達は、直感的に楽しむことができるものと信じて、「モーターサイクルを日常に」をブランドのテーマとして掲げてきました。

結果として、たくさんの白黒ファンが生まれたことは私にとって何よりの誇りですし、自信にもつながりました。

これからの10年を考えた時、海外のまだ見ぬ仲間たちに何らかのアクションを仕掛けていこうと思っています。

このアクションは何年か前から少しずつ仕掛けてはいますが、今現在、はっきりとしたビジョンとなって、そのドアは私の前に開かれています。

世界に発信する際のブランド名は「White Tees & Black Moto」と決めました。

またしても長ったらしいブランド名ですが、「白いTシャツと黒いバイク。」が「白黒」となったように、このブランド名が「W.T.B.M.」となるよう活動していきます。

日本から世界へ。
刀鍛冶が刀を打つ(forged)ように、私も取り組みたいと思います。

W.T.B.M.
forged in Japan
since 2011

これが僕らのマイルストーンとなることを祈って。