寂しさが必要

寂しがりのくせに孤独を味わいたい時が多々あります。

孤独になればなるほど、自由を感じるから。

思考の湖の底にとっくりと沈んで、自分自身という小さな存在を感じる瞬間が好きです。

猛烈な寂しさを感じたら、帰り時。

僕にとっての旅とはそういうものです。

薪ストデビュー

なぜもっと早くやらなかったんだろうと思うことがよくある。

最近でいえば薪ストーブ(キャンプ用のやつ)だ。

初めて欲しいなと思ったのは15年くらい前。

キャンプがまだマニアックなカテゴリーだった頃。

もしかしたら、キャンプをやって、一番最初に欲しいものだったかもしれないけど、やれ、薪代がかかるとか、一酸化炭素がどうとか、持ち運びが…とか、いろんな話を聞き過ぎて手を出せなくなっていた。

でも、毎年、寒くなると気になってしまう。

去年、とうとう、ええい!と思って手に入れたら、これがもの凄くよかった。

そういえば、初めてバイクを手に入れた時もそうだった。

初めて犬を飼った時も、初めて海外に行った時も、初めてTシャツを作った時も、そうだった。

なぜもっと早く…。

大事なのは自分の直感。
他人の話は後から聞けばいい。

生きる時間は限られているのだから、やりたい事は、まずやってしまった方がいいよな。

EICMAに!

ヨーロッパ最大のモーターサイクルショー EICMA (エイクマ)でミラノに来ています。

Tシャツ達だけですが…

helstonsの皆さんが着ているこのTシャツは、Motorimodaの代表でありバイヤーの岡林さん(写真左から2番目)が、白黒に別注オーダーされたもの。

みなさん元気そうでなによりです。

ありがとう。

メーターリセットしてますか

物の便利さって、日々の暮らしの中であたりまえになってしまう。

あたりまえになってしまうから、もっともっとと欲が高まっていく。

それが悪いわけではないのだけど、僕はどこかでリセットしておきたくなる。

ガソリンを給油した時にメーターを0に戻すような気持ちといったら分かるだろうか。

いつものごはんの美味しさ、いつものベッドの寝心地が素晴らしいことを感じたいがために、キャンプに出ることもある。

いよいよ今週末。
天気もよさそうですね。
不自由を楽しみましょう。

NO IMONI NO CAMP 2021

何かが足りない

宿代を払うくらいなら、ガソリン代に注ぎ込みたかったあの頃、キャンプは節約のためのツールでしかなかった。

どこのキャンプ場に行っても(もちろんキャンプ場じゃないところに張ることが多かったけど)、出会う人たちは同じような人たちばかりだった気がする。

今のキャンプも十分に楽しいのだけど、あの頃とは何かが足りない。

早朝、まるで映画が始まるように、鳥や風や雨の音がフェードインしてきて目が覚める、あの透明な感覚を久しく経験していない。

夏です。

土地の匂い

生まれ育った土地の匂いというものがある。

あれはなんだろう。

街はともかく、森の中や川沿いを走っていると、ああ、これこれ!となる。

同じような植生、水なのに他の地とは確かに違う。

懐かしい香りと、見事なグラデーションから目が離せなくて、夕暮れの小一時間ほど、草むらでぼうっとしていた。

こういう時に限ってコーヒーもタバコも忘れてしまうのは何故でしょう。

会津若松に帰省中です。

目標を立てない

荒れ狂う海を横目に、ひとり(+犬2匹)静かに迎えた2021年でした。

今年は、目標はあえて立てません。

流されるまま、吹かれるままに動いてみてもいいかもしれないと思っています。

そんなに大きな船でもありませんが、すぐ壊れてしまうような船でもないです。

時々で、状況を見て移動したり、停留したりしつつ、羅針をちゃんと見とけば大丈夫。

たぶんね。