DGR2023

週末はThe Distinguished Gentleman’s Ride、通称DGRへ。

この日のために?毎日コツコツとカスタムしたバイクで颯爽と。

都内をパレードラン(というかフリーランw)したのですが、僕らの前を走っていためっさお洒落なカフェレーサーさん(20代)が言っていたことが、ずっと心に残っている。

「バイクに乗りたいなと思っていたけど、世間のバイカーのイメージに違和感があった。でもDGRの人たちを見て、こんなかっこいいジャンルがあるんだ!って、バイクに乗ったんです。」

モーターサイクルはファッション。
ファッションとは自己表現。

僕の中で、なにかがピッタリと噛み合った言葉でした。

ありがとうございました。

ほしいものは売ってない

アルミ地のヘルメットがずっと欲しくて、ようやく完成しました。

合皮も嫌だったから、本革を巻き直した。

塗装なんだけど塗装じゃないから、磨く時はメタルコンパウンド。

傷がついてもすぐに消せるのがいいところ。

ビンテージに見えて、実はカーボンとアルミのハイブリッド✨

結局、欲しいものは売ってないから作るしかない。

そういうものを提供していきたい。

夢の中にしか出てこない街

みたいなものがあって、定期的に夢に現れるようになったのは、中学生の頃からだったか。

海沿いのその街は見るたびに少しずつ変化していて、橋ができたり、ビルが立ったりとやけにリアルな反面、赤い鳥居のあるところでは、空を飛べたりする。

なぜか、街の周りをぐるぐるとトロッコ列車が走っている。

いつか話した、僕の盗作御用達の画廊もそこにある。

そんな特徴的な街なので、夢の最中に夢と意識できていて、自由に楽しんでいるのだけど、最近、あることに気づいた。

半年程前に引っ越した現実の街が、夢の中の街とそっくりなのだ。

隣の家の敷地内に鳥居がある。

飛べるかもしれない。

努力が嫌い

「女」を「又(手)」でつかまえて、その奴(奴隷)に「力(鋤)」をもたせて「努」と成す。

嫌いなんだ、そんな言葉が。

苦手なこと、向いてないことに使う言葉で、好きなことに対して使う言葉じゃない。

世の中、努力ではどうにもならないことの方が、圧倒的に多いのだから、自分にないものを欲しがるより、自分にあるものを磨いた方がいい。

それが自分のみならず、他人をも幸せにする。
人々の幸せのために使われる才能こそ、なんとやらだ。

人生は短い。

ないもの探しをしているうちに終わってしまうよ。

アーティストの本性

今にはじまったことではなく、物心ついた時からものいじりが好きだった。

好きというより、もはや病的な勢いで、いじり倒していた。

子どもの頃は”いじり”が過ぎて、ほとんどのモノがバラバラになったまま、もとに戻ることはなかった。

いわゆる壊し屋。

それが最近になって、ようやく壊れないようになった。

これは、元は、とあるメーカーのアルミ鋳造のテールランプ。

beforeを撮り忘れてしまったけど、もはや原型のデザインは全くとどめていない。

バラバラに分解した後に、思うまま、感じるままに、余計な装飾を削り落とし、貼り付け、磨きあげた。

気づいたら夜になっていて、飲まず食わずの一日。

作るだけ作って、完成したら、もう飽きてしまう。

同じものを、また作る気には到底ならない。

残るのは、世にないものを創り出したという満足感だけ。

日光の杉並木

鬼怒川を抜け、日光に差し掛かる頃には、街の匂いがしてきて幻滅する。

陽はすっかり暮れていたけど、インターに入る気にはならず、そのまま下道をひた走る。

この街道の入り口は少しわかりにくい。
でも、帰省のたびに走っているからわかる。

スタンドが目印だ。
そこから路地に入って、右に左に角を曲がり、程なく並木道に入る。

樹齢400年クラスの太く高い杉の木が、道に沿って連なっている。幅員が狭いくせに、木が高いから、やけに遠近感を感じる。

雲が切れ、大きな月が、ぽっかりと闇を切り抜いていた。
道も幹も青白く照らされ始める。

腐海の底みたいだなといつも思う。
僕にはそういう風に見えている。
走ってる時に何を想像しようがその人の勝手だ。

ここを抜けたら旅は終わり。
その先は単なる移動と言っていい。

対向車線の彼方に車のライトがぽつんと見えた。

猫バスかもしれない。

10月カレンダーは日光杉並木街道。
秋の夜長をお楽しみください。

どんどんやりましょう

やりたいことは
全部やる

あそこと関わってみたい
あの子と付き合ってみたい
あのバイクに乗ってみたい
あの国に行ってみたい
こんなものを作ってみたい

そんなものが今あるなら
それはとてもラッキーなこと

失敗しようが、成功しようが
そんなことは大した問題じゃない

やってみることに価値がある

人生はそのために用意されていると思う。