写真のこつ

はじめてカメラに興味を持ったのは、12歳くらいだった。

自分の見ている風景と、写真の風景があまりに違いすぎて、がっかりしたのを覚えている。

見ている風景に何かしらの感情が伴っているからだと思う。

その違和感をどうにかしたいと思って躍起になった。

それから30数年。

今はどうかといえば、少しマシにはなったけど、その違和感はなくなっていない。

ただ、その違和感を少なくする方法を自分なりにみつけたりもした。

それは、ファインダーを覗く前に、想像を膨らましておくこと。

絵を描く時に似ている。

いきなり筆を握ったりはしない。

絵を描くようにシャッターを切る感じ。

久しぶりに違和感のない写真が撮れまして(自己)満足です。

出没注意

ここは実家で所有している山です。

走っている最中に彼を見たけど放っておきました。

何度もここに来ているから、覚えているかもしれない。

それでいいんです。

彼はがこの山を守っているし、この場所の主なのだから。

人間は自然の一部にすぎないことを忘れてはならない。

DGR2023

週末はThe Distinguished Gentleman’s Ride、通称DGRへ。

この日のために?毎日コツコツとカスタムしたバイクで颯爽と。

都内をパレードラン(というかフリーランw)したのですが、僕らの前を走っていためっさお洒落なカフェレーサーさん(20代)が言っていたことが、ずっと心に残っている。

「バイクに乗りたいなと思っていたけど、世間のバイカーのイメージに違和感があった。でもDGRの人たちを見て、こんなかっこいいジャンルがあるんだ!って、バイクに乗ったんです。」

モーターサイクルはファッション。
ファッションとは自己表現。

僕の中で、なにかがピッタリと噛み合った言葉でした。

ありがとうございました。

ほしいものは売ってない

アルミ地のヘルメットがずっと欲しくて、ようやく完成しました。

合皮も嫌だったから、本革を巻き直した。

塗装なんだけど塗装じゃないから、磨く時はメタルコンパウンド。

傷がついてもすぐに消せるのがいいところ。

ビンテージに見えて、実はカーボンとアルミのハイブリッド✨

結局、欲しいものは売ってないから作るしかない。

そういうものを提供していきたい。

夢の中にしか出てこない街

みたいなものがあって、定期的に夢に現れるようになったのは、中学生の頃からだったか。

海沿いのその街は見るたびに少しずつ変化していて、橋ができたり、ビルが立ったりとやけにリアルな反面、赤い鳥居のあるところでは、空を飛べたりする。

なぜか、街の周りをぐるぐるとトロッコ列車が走っている。

いつか話した、僕の盗作御用達の画廊もそこにある。

そんな特徴的な街なので、夢の最中に夢と意識できていて、自由に楽しんでいるのだけど、最近、あることに気づいた。

半年程前に引っ越した現実の街が、夢の中の街とそっくりなのだ。

隣の家の敷地内に鳥居がある。

飛べるかもしれない。

努力が嫌い

「女」を「又(手)」でつかまえて、その奴(奴隷)に「力(鋤)」をもたせて「努」と成す。

嫌いなんだ、そんな言葉が。

苦手なこと、向いてないことに使う言葉で、好きなことに対して使う言葉じゃない。

世の中、努力ではどうにもならないことの方が、圧倒的に多いのだから、自分にないものを欲しがるより、自分にあるものを磨いた方がいい。

それが自分のみならず、他人をも幸せにする。
人々の幸せのために使われる才能こそ、なんとやらだ。

人生は短い。

ないもの探しをしているうちに終わってしまうよ。