放置するといい

モーターサイクルのそれと同じように、デザインも、いきなり取りかからずに、しばらくほったらかしにする。

放置してる間は、いつも見えるところ、手に取れるところにおいておく。

朝、起きがけのぼんやりした頭で見たり、夜の照明に照らされたり、お酒を飲みながらだったり、仕事の合間だったり、様々なシチュエーションで見ることになる。

そのうちになんとなく最善のカタチがみえてくる。

カタチが見えたら、ひたすら作業。

焦って、それが見えないうちに始めると、失敗することが多い。

完成したものや、実製作の過程を評価されることは多いけれど、この放置期間のイメージングやアイデアが、クリエイティブにはとても大切なのです。

ただ、カタチが見えてくるのが、スケジュールギリギリになることが多いのは何故でしょう。

キレる

ひと昔前は”キレる若者”なんて言葉をよく聞いたけど、最近は”キレる中高年”が流行ってるみたいですね。

キレやすい人、キレにくい人、キレない人…

でも、精神衛生上、キレることはわりと大事なんじゃないかと思っています。

それを他者に向けてしまうのは考えものだけど、キレることで、精神や心という回路を守ってる。

15Aくらいがちょうどいいかなあ、僕は。笑

後悔も愛せる

出会ってよかったと心底思うことも、出会わなければよかったと後悔することも、両方ある。

ただ、よかったと思うことの方が圧倒的に多いから、後悔も愛せる。

Hello Motorcycle!

そこにモーターサイクルはありますか。

優しい白

和紙の美しさとは、その質感や色味もあるだろうけど、やはり一番は光越しにあると思う。

日本人に一番馴染みがある和紙といえば障子だろう。

朝の光が、真四角に囲われた木枠の中に張られた障子紙に切り取られ、いなされ、柔らかく差し込んでくる。

この世にあれほど優しい光、優しい白はないだろう。

…と、和紙フェチの話になりましたが、このカレンダーも、拘りの和紙を取り寄せ、一枚一枚、シルクスクリーンで仕上げています。

Tシャツと同じで、絵柄だけでなく、刷られる側の素材も重要な要素。

今月はデザイン段階のミスで、なんと5版(ほんとは4版の予定でした…)刷りとなってしまいましたので、お得です。

というわけで、2月です。

心に残る絵

いつも行くスーパーに、近隣の幼稚園児が描いた絵が飾ってあるスペースがある。

買い物を終えて、袋に詰めるところにちょうどよくそれがあって、ふと見てしまう。

その中に、ひとつだけ気になる絵があって、二度三度と見るうちに、自分にとってある種の癒しになっていた。

それが突然消えていた。

店員さんに聞いたら、掲示期間が終わったらしい。

少しショックだった。

青空に入道雲がふたつ、力強く湧き上がってる絵。

他の子は、家族や自分自身を描いているから、余計に目立っていた。

ふたつの入道雲に、底知れぬ存在を感じた。

譲ってもらえばよかったと後悔してる。

ARTも人も一期一会…と言われたことを思い出した。

ADHD?

子供の頃から落ち着きがなかった。
尋常ではなく落ち着きがなかった。

人の3倍は無駄に動いてたと思う。

通信簿にも毎回、書かれていたから、病的レベルでそうだったんだと思う。

今でこそ、人並みに落ち着くことはできたけど、実際は落ち着いているように振る舞うことを覚えたと言った方がよく、その歪みは、脳内までは抗えない。

人と会話している最中、なにかを作業してる最中にも、次々と意識が別に向いていって、終いには沢山のことが、中途半端に、同時進行している。

かと思えば、特定の分野については、これも病的なほど没頭することがあった。

食事も忘れ、時間も忘れ、もしかしたら息をするのも忘れていたかもしれないくらいに(集中しようとする時に息を止める癖がある…)没頭する。

泥遊び、プラモデル作り、図画工作、土器作り、釣り、自転車いじり…今は、作品作り、バイクいじり、料理…。

発達障害。
昔はそんな病名、なかったよなぁ。

この事態に、親や先生、上司を悩ませてきたし、僕自身も、悩んだこともあったけど、今はうまく受け入れて生きている。

世界は広いし、社会は深いから、そんなんでも地に足つく場所は必ずある。

お似合いですよ

「お似合いですよ。」

何をもってそういうのか、全くわからない。

あなたのセンスにおいて、しかも出会って5秒ほどで、”似合っている”と判断したのだろうか。

単純に売りたいからそのセリフが出てきたのだろうか。

そもそも、似合う似合わないは、その人の外見だけで判断すべきではなく、それまでのその人の生き方や考え方、それらのバックグラウンドから織りなされた現在のライフスタイルも鑑み、照らし合わせてから発する言葉だよね。

…なんてことは言えないから、ありがとうと一言返す。

そうそう、「なにかお探しですか?」も…

いや、もうやめておこう。