GRAT™️

新しいブランドを立ち上げました。

名前はGRAT (グラット)。

Graphic T-shirtから文字をかいつまんでGRAT。

“graphic”には、”生々しい”とか”衝撃的な”という意味もあって面白い。

ここで簡単にその違いを纏めてみる。

白黒GRAT
着心地
ボディ自体の着心地は問題ないがDTFプリントにより通気性が損なわれるため
プリントの種類シルクスクリーンDTF転写シート
プリントの解像度
プリントカラー最大4色無限
ボディカラーの種類
白のみ (黒は在庫限り)

10色以上
ボディサイズの展開
XS-XL (5サイズ)

XS-XXXL(7サイズ)
ボディの種類
やや小さめ

オーソドックスなものからビッグシルエットなど多種多様

白黒は国産・高品質なオリジナルボディを軸として、その風合いや着心地を重視したため、図柄は生地感を損なわない染み込むインクでプリントするという方式をとっている。色の再現性や、耐久力、また手作業ならではのアナログ感などその可能性は無限に思えるけど、たくさんの色を使ったデザインや、0.8ミリ以下の細い線になってくると、コストがかかりすぎたり、再現が難しくなる。

一方で、GRATはデザインもボディも自由。DTFは絵をそのまま映し取ったような解像度でプリントできる最新のプリント方法。洗濯や熱にも強いが、通気性を遮断してしまうので、ゴワつきがあったりと、着用感はどうしても白黒に劣る。

それぞれにポジティブな面とネガティブな面があるから、ブランドを分けることにした。分けることでそれぞれのブランドイメージを壊さずに展開できる。白黒はより白黒らしく、GRATはグラフィカルでポップな路線へと進める。

白黒はこれまで通りモーターサイクルアートに特化したブランド、GRATはそういった制約を設けず、私のイラストレーションをシンプルに楽しめるブランドにしたいと思っている。そりゃもちろん、バイクや車をモチーフにすることは多いとは思うけど。

まずは「白いTシャツと黒いバイク。」の姉妹ブランドとしてスタートして、反応や状況を見て独立するかしないかを決めようと思う。需要がなかったら潔く退却も考えておく。

これまで通り、ブランドは絵を描くように運営していく。描いて消して塗ってまた描いての繰り返し。まずは自分が見たい(着たい)と思うものを作っていく。そして、絵(服)を通して人と繋がる、楽しむ。それはずっと変わらない。

ところで、GRAT™️は、新作リリース時には全て先行予約商品として販売します。先行予約は15%OFFになるのでお得ですが、2日間限定なので見逃さないようにしてください。 リリース情報はGRATのインスタグラムで発信するのでぜひチェックしてくださいね。画像クリックでインスタアカウントに行きます。ぜひフォローしておいてください。

違和感の正体

今年もDGRに参加・支援させていただきました!

確か4年目だったかな。

これまでTRIUMPH JAPANがメインサポーターを務めるTOKYO EAST RIDEに参加していたのだけど、去年、なんだか違和感を感じて、今年はGINZA RIDEに変更。

GINZA RIDEはオイルメーカーのelf(エルフ)がメインサポーターなのだけど、運営側に知り合いもいたことで、半分スタッフとして参加させていただきました。笑

スタッフの方々が、何度も試走して練り上げたパレードランコースが本当に最高で、試走の際に、たまたま福島から上京してた友人を誘ったら、都内観光にピッタリ!と言うくらいいいコースなのでした。下見の動画おいときます。↓

実はこのGINZA RIDEは、今年できたチームなのですが、とにかく運営スタッフの情熱が感じられ、特にリーダー格のおふたりは身を削って準備を進めていらっしゃった感じ。(ほんとうにおつかれさまでした。)

その人柄のおかげか、集まるライダーも、DGRの趣旨をしっかり理解されている人が多かった。会場に来る前に、ちょっといいホテルで優雅な朝食を楽しんでから来た方々もいらっしゃって、各々のスタイルで楽しまれている感じ。そういう楽しみ方、素敵すぎる。モーターサイクルの趣味も結構な方ばかりで、目の保養になりました。

帰る道すがら、去年感じた違和感はなんだったのだろうと考えた。

都内を外したコースプランが退屈だったのもあるし、芸能人やインフルエンサーばかりにカメラが向けられ、一般の参加者がないがしろにされている感も確かにあったけど、百歩譲ってそれは仕方ない。チャリティとはいえ、メーカーとしてはPRのチャンスだろうし、DGRとしても暗にそれは許容しているはず。それでも腑に落ちなかったのは、チャリティーイベントなのに、自分たち参加者がメーカーの広告の一部として使われているような感覚があったからだ。きっとそれが違和感の正体。

僕はTRIUMPHに乗っているし、もちろんTRIUMPHというメーカーは好きだ。だからこそ、その違和感を強く感じたのかもしれない。

そして、大前提として、バイク乗りは自由でなければいけないのだ。GINZA RIDEはそんなことを思い出させてくれた。

新たな出会い

個展も佳境に入ったところでレセプションパーティが開催されました。これ、もともとは56designさん側の提案で、中野さんがパーティの進行役を務め、ノンアルコールシャンパンで乾杯するという贅沢なもの。今まで、いろんなイベントをやってきたけど、おしゃれすぎましたw

乾杯の後はドローイング作品の完成披露(とっくに完成してましたが)や、中野さんとのトークショーで盛り上がりました。中野さんの現役時代のお話や、2STマシンに関する私見は面白かったな。色々聞いてしまって、どっちがゲストなのか分からなくなったよね。

ところで、同時に開催していた特別展「Wheels and Wavesポスター展」に鎮座していたこちらのヘルメットにお気づきでしたでしょうか。これ、実はこの日だけの展示で、来月フランスで開催されるWheels and Waves用に、ヘルメットメーカーのSHOEIさんとペインターのHIGH JUMPERさんにお願いしていたもの。ちょうど前日にペイントが仕上がったのですが、まだ中身やパーツがついてない状態のものを、急遽展示させていただきました。帽体だけの状態を公開するのってメーカーさんは嫌がるんですよね。そもそも帽体だけの状態で出せるなんてことも知られたくないはずですし(ペインターさんにとってその方が楽なんですが…)。本来はNGななんですが、今回、条件付きで許可をしていただいたものです。

ぱっと見ただけで、なにやら普通じゃないのは分かっていただけるかなと。この北斎的な波や飛沫は全部手書きで描かれています。そして、画像では分からないと思うのですが、下半分が木目のような凹凸がついた立体造形が施されておりまして、さらにその上から本物の金箔を押しいるという、とんでも…なヘルメットでした。こちらはいずれきちんと紹介したいと思いますが、じっくり見てた人はお目が高いなと。笑

で、話戻って、みんなで記念撮影なんかしちゃってパーティは無事終了しました。集合写真なんて、最近はほんとやらなくなったので新鮮な気分でした。これピースサインじゃないの、2STの2!

レセプション後(前もやってたけど)は、この日の記念Tシャツのライブプリンティング。天気がよかったので外のテラスでやらせていただいたのだけど、これがほんとに気持ちよくて、いい景色だったな。

DJブースに見えるけど、シルクスクリーンブースですw

先週、同じ千葉で開催されたDUCATI DAYのTシャツを着た方もいらっしゃって嬉しかった!

みなさん前に刷ったり、逆さまにしたりと、個性溢れる一枚を作っていかれました。きちんとシリアルナンバーも刻印したので、正真正銘、世界で一枚のTシャツです。

少しですが、この日は、僕の作品集も販売。初版分はもうほとんど残ってないのですが、実は代官山蔦屋さんから販売したいと連絡をもらっているので、そのうち、第二版を作ります。中身を少し変えたり、エッセイ的なものも入れたいなと。トークショーでサプライズ公約していただいた通り、帯は中野さんに書いてもらうぞ (笑)

結局日が暮れるまで、刷ってました。途中、にわか雨もあったのですが、タープも用意されていたので、なんの問題もなく進行できました。

隣の釜焼きピザのお店Fiorettoさんの壁にも描かせていただいたり… 結局、誰よりも大きなサインになってしまって、悪目立ちしてないといいのですが(笑)

たくさんの来場者さんで賑わった週末となりました。ありがとう。

ちなみに、この日のことは、WEBマガジンのMoto Meganeさんでも取材していただいています。よかったらこちらもチェックしてね。

バイクイベント“THE 2ST TAKE”に行ってみた

で、今回、思ったことがあります。

今までのファンや仲間と、この個展を通して繋がった方が、同じくらいいたことが一番の驚きでした。ライブプリントはこれまでいろんなところでやってきたけれど、ここまでたくさんの新たな出会いはなかったように思う。たぶんこれは、イラスト展という、今までと違うことをやったこと、開催場所が56designさんであったこと、また、Wheels and Wavesに協力をしてもらったことなど、とにかく新たな事案が散りばめられていたことが理由なのかな。

慣れ親しんだ場所を離れ、新たな場所に立つって、リスクや不安も多いのだけど、それ以上に得るものがある。いや、そんなことは頭では分かってたんだけど、経験は自信につながるんだよね。自信が生まれると心が開く。そうすると奇跡なんかも起こる。奇跡って人が持ってくるから、明るい人、活発な人のところにやってくるんだろうね。

年齢を重ね、経験を積むごとに新たな出会いを遠ざけていた自分に気付かされたりもしました。。。

個展は5/11(日)で終了。ラストまで走り抜けたいと思います!

初めてのDUCATI DAY

キービジュアルを描かせていただきましたDUCATI DAYに、招待者枠で参加してきましたよ。

このビジュアルはわりと早い段階で思いついたかな。DUCATIという高貴なブランドが開催するイベントに、高貴な方々がお集まりになるイベント(笑)ということで、仮面舞踏会をテーマに描きました。DUCATIに限らず、バイクや車の前面はフロントマスクなどとも言われ、顔に例えられることも多いので、僕の中では、必然的にこうなります。作品名はmasquerade(マスカーレイド)。 はいそこ!歌わなくていいからね!

髪の躍動感に、DUCATIの滑らかで上質な雰囲気やスピード感を表せたらいいなと。ちなみにこの仮面のモチーフになっているのはドゥカティ・パニガーレというフラッグシップモデル。

なかなか精悍なマスクでしょ。

あと、この絵になんか既視感があるという方、もしかしてこれではないでしょうか。

こういった広告に使われるようなビジュアルを描く時、こういうものから要素を引用することが多いです。新しいけれど、どこか落ち着く、馴染むという感覚があった方が、人々に受け入れられやすいからです。とくに日本ですから尚更です。

デザインの話はこれくらいにします。今回はイベントレポートでした。

会場ではこんな感じで展示されてました。(やらせ感激しい写真ですみません)

なかなかのインパクトで嬉しかったです。

その他、デジタルサイネージやステッカー、VIPカードに至るまで、このビジュアルで統一されていて、とても美しかったです。

でも一番目を引いたのはこれ。

今回はビジュアル制作に加え、Tシャツの監修もさせていただきました。「白黒」で培ったTシャツデザインのノウハウを注ぎ込んで?作りました。

全てシルクスクリーンプリント、ネームタグも織り(刺繍)ネームなど、細部にもこだわっています。赤色の加減にもこだわりました。これであの販売価格はお買い得でしたね。少しだけ、このデザインの秘密(クライアント様にも説明してないかも)をいうと、Tシャツって前開きのジャケットの下に着ることが多いですよね。こうした時に、このTシャツは文字(DUCATI DAY2025などの部分)が隠れるようになっています。こうすることで、イベントが終わっても普段着として取り入れやすいようにしてます。

会場でも、購入してすぐに着替えられてる方をたくさんお見かけしまして嬉しかったです。この日の気温がとても高かったからかもしれませんが、本当にTシャツ日和でした。

とても美しい一日でした。

そして、来月開催される、別イベントのビジュアルも描かせていただいております。

LAND OF JOY 2025!

DUCATI DAYのビジュアルから一転、サイバーパンク風です。笑

もちろんTシャツも監修しています。公式ページはまだラフ段階のものが掲載されていて白Tですが、実は黒Tの方向で進行していますので、こちらもお見逃しなく!(数量少なめ)

来月、5月17日(土)、静岡県伊東市で開催。

DUCATI乗りでなくても大歓迎!僕はTRIUMPHで行きます。笑

詳細リンクおいときます。

宇宙的ジャケット

久々のアウターをリリースします。

その名も「Reverible Space Jacket 幾星霜」

前々から宇宙っぽい雰囲気のウエアを作りたかったのだけど、いい感じのボディが見つからず、アイデアを温めっぱなしになっていたところに、今回、素敵なジャケットが見つかったのでリリースとなりました。

キルティング×ボアのリバーシブルジャケットって実はあんまりなくて、それがモーターサイクル系のブランドとなるとほぼ皆無。だから、ぶっちゃけもうそれだけで買いですよ。

リバーシブルは1着で2着分楽しめるのがいいところなんだけど、それゆえに縫製や生地感がとても重要になってくる。今回採用したボディは縫製も仕立てもしっかりしてて全部◎。防風フィルムも内蔵、撥水加工もされて高機能。あとこれ、ハイネックじゃないところがいいんです。バイカーはみんなハイネック着たがるからね (笑)

バイク乗る時はMOFLERを装着で。あれも裏ボア、防風フィルム仕様なので、このジャケットとの組み合わせは最強ですし、かっけえですし。

ただーし、このボディ、在庫が安定しない!これだけがネックです。

だから15オーダー限定で切りました。

それよりもなによりも、再帰反射インクで刷った月面がほんとすごいので、届いたら部屋を暗くしてライトを当ててみてください。「おおっ!」てなるはず。月ってそもそもが太陽の光を反射してる衛星なので、それが特殊インクで再現されてるんだろうな。やけにリアル。夜道でもこの月が守ってくれますよ。

あとはこことか…

これとか…

狭いところに刷ったり縫ったりと、正直めんどくさいけどw、お気に入りポイントです。

というわけで、この冬ヘビロテ間違いなしの一着に仕上がりました。

販売は2024年11月27日(水)の20:00から24時間限定の予約販売となります。

予約特典として15%OFFで購入できます。

期間後はメーカー在庫があれば通常販売で出そうかなといった感じ。その際、価格は定価に戻りますので、気になっている方はこの機会にどうぞ。